首都圏外郭放水路見学会いってきたレポート

首都圏外郭放水路見学会いってきたレポート

地下神殿こと首都圏外郭放水路

あの地下神殿として有名な首都圏外郭放水路の見学会に行ってきました。首都圏外郭放水路という名前は聞いたことなくても下記のような地下神殿みたいな写真を見たことがある人は多いでしょう。これ、埼玉県春日部市にあるんです。

 

首都圏外郭放水路とは

首都圏外郭放水路とは国土交通省江戸川河川事務所が運営する人口の地下放水路です。もともとは盆地で洪水被害が多い綾瀬川、中川の流域の被害を抑えるべく川の水を地下へ流す放水路として作られました。

この貯水槽にあたるところが巨大な施設で、まるで地下神殿みたいだと話題になって有名になりました。

今ではここを運営する国土交通省江戸川河川事務所が積極的に見学会を実施しています。

 

見学会は平日に実施される

首都圏外郭放水路は埼玉県春日部市にある龍Q館という施設にあります。ここでは見学会を実施していますが、基本的に実施されるのは【平日】のみとなっています。商業施設ではなく国の施設ですからね。

なので会社員や学校がある人の参加は難しく、年に一度休日に行われる特別見学会の参加をする方が多いです。

見学会は【個人見学】【複数見学】【団体見学】【学校見学】などが行われています。ちなみに旅行業者の見学ツアーなどは断っているみたいです。

 

個人見学(1名~) ・おひとり様からご参加いただけます。
・複数組でのご案内となります。
団体見学(1組26名~50名) ・参加人数は、26名以上50名までとさせていただきます。
・見学会一回につき1組のみでのご案内となります。
学校見学 ・学校(小学校・中学校・高等学校・高等専門学校)のお申し込みについては、電話にてお問い合わせください。

 

集合時間
見学時間 4/4

7/20
7/21

8/31
9/1

/3/28
10:00~11:00 9:45 9:45 9:45
11:00~12:00 10:45
13:00~14:00 12:45 12:45 12:45
15:00~16:00 14:45 14:45 14:45

 

見学会の予約の方法

首都圏外郭放水路見学会は予約制です。前もっての予約をインターネットもしくは電話でしなければなりません。

予約は4週間前から実施されますが、一回の定員は25名の上、見学会は毎日行われているわけでなくリストをみても週に1,2回ほどしか実施していませんので競争率は非常に高いです。

月2回ほど土曜日には簡略説明会が行われており、ここでも貯水槽を見ることができるので行く価値はあります。

 

見学会参加の条件:階段100段登れる体力

一応、商業施設ではないためバリアフリーなどの施設はありません。

巨大な施設は地下にあり、そこに自力で歩いていける健康な体を持っている方が参加の条件となります。

具体的には階段を100段以上降りたり、登ったりします。その体力が無い人は参加できません。また小学生以下の子供は保護者同伴でも禁止、中学生以上でも保護者同伴が必要です。

 

開催条件

  • 業務上の都合・工事・天候等により、予告なく見学会の中止・変更・人数制限を行う場合があります。
  • 施設稼動時及び施設稼動準備時には、調圧水槽(地下)の見学は中止します。
  • 洪水流入後は、残水排水等で数日間施設が稼動します。当日晴れていても、 調圧水槽(地下)の見学が中止になることもありますので、ホームページの開催状況 又は見学会受付に電話でご確認ください。

参加条件

  • 調圧水槽の見学は、階段約100段を自力で歩行できる方に限らせていただきます。
  • 30分前から受付を開始します。見学開始時間までに受付をお済ませ下さい。見学開始時間を過ぎますと、見学会にご参加いただけません。
  • 安全上の観点から、小学校に入学していない年齢のお子様は、保護者同伴でも参加することができません。なお、中学生以下の参加者については大人の同伴が必要です(大人1名につき子ども5名まで)。
  • 説明及び誘導は日本語による口頭での案内となります。安全管理のため、グループ内に係の案内を理解できる方(外国語通訳・手話通訳等)の同伴が必要です。通訳はお客様ご自身にてご手配ください。

URL:http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/gaikaku/kengaku/tour.html

 

 

 

予約は人気チケットの募集みたいな競争率

今回私は平日の見学会を予約しました。

候補となる日が予約開始になる日の午前0時からPCとにらめっこして申込みをしました。以前一度失敗したことがあり、その日は予約開始から1時間で満員になっていました。

人気アーティストのコンサートチケットみたいな競争率があります。しかも平日の見学会は何回かあるものの年前半は子供向け説明会が半分であり、大人向けは半分しかないため余計競争率が高いです。

逆に秋、冬になると寒さや洪水が少ないこともあってか競争率が低くなります。

 

見学会当日の内容と感想

今回私は車で現地に行くことにしました。電車での行き方は結構他の方が紹介してらっしゃるのでそちらを参照してください。

最寄り駅は東武野田線の南桜井駅になります。

駅には龍Q館行きのバスが出ていて、片道100円と格安で乗ることができます。歩いても行ける距離ではあるものの、3kmくらいあるため40分くらいかかります。

 

 

現地の建物はこんな感じ。かなりでかいです。

 

施設の2階はけっこう高いよ

中に入ると2階に上がる必要があります。

エレベーターもありますが階段で上がりましょう。体力の見せ所です。

 

ちなみに2階まで階段は30段くらいありました。

巨大な施設のためか、1階に設備があるためか、2階が通常の建物の3~4階の高さにあります。

結構登りますので面倒な人はエレベーターのほうが・・・。

 

受付室と司令室は見たことある人も多いハズ

ここが二階の受付室です。いろんな資料があります。

部屋のあちこちには河川の情報を表した地図やグラフなどが置かれています。

司令室がこんな感じです。

どっかで見たことあるような・・・と思った方はおそらくヒーロー物好きでしょう。

そうこの司令室は【作戦司令室】の雰囲気にピッタリということで、仮面ライダーやウルトラマンなどのヒーローアクションものの司令室としてよく利用されているのです

ちなみにこの司令室は施設の心臓部でもある重要なところのため、見学会では見ることしかできず中に入ることはできません。残念・・・。

ウルトラマンコスモスや仮面ライダー鎧武で利用されていた写真が掲載されており、主演者のサインもしっかりと飾られています。

 

”かすかべ”といえばクレヨンしんちゃん

他には春日部市とあってクレヨンしんちゃんとのコラボが盛んです。

道の駅庄和にもいろいろありました。

そういえば劇中には ”かすかべぼうえいたい”  が出てきましたね。ここはリアルに春日部市の防衛施設でもあります。

しんちゃんの作者の臼井儀人さんのサインでしょうか。日付が結構前ですので、作者が生存していた頃なので本物みたいです。

 

同意書の記入が必須、緊急連絡先も記載

受付でネット予約したときの名前を伝えれば同意書の記入を求められます。なにかあったときには損害倍書を求めません的なものです。他には緊急時の連絡先も記入が求められます。

同意書記入が終われば見学会のカードをもらえます。これを首から下げて見学会の参加者であることを示します。

と同時に、人数確認にも使われます。これは見学会が終わればもらえます。

 

見学会の参加者の様子や人数

見学会の参加者はざっと20人ほど。

平日ということもあってやはり参加者世代はシルバー世代が多めでした。

でも学生みたいな男性や、親子参加者、女性同士の参加者もいて、参加世代はけっこう幅広いです。

 

まずは施設の概要説明

見学会では最初に施設の説明が始まります。

見学にあたって首都圏外郭放水路のメカニズムを知っておくと理解が早まります。

首都圏外郭放水路は春日部市から庄和町までの国道16号線の下に造られた地下トンネル形式の施設で、立杭という巨大な円筒上の縦トンネル②が5つ存在し、それぞれを巨大なトンネル③が繋いでいます。

立杭は直径30m、深さは70m、あり、スペースシャトルや自由の女神像がすっぽり入ってしまうほどの巨大さです。

それぞれの立杭が洪水予測時にはそれぞれの河川の水を取り込んでトンネルへ排出、④の巨大な貯水槽に流し込んだ上、一定の高さまできたら⑦の江戸川へ排水するという仕組みです。今回行く地下神殿はこの④の貯水槽になります。

ようは中川や倉松川といった氾濫しやすい川の水を江戸川へ流す地下支流ということです。

江戸川へ排水する時、及び、水が引いたあとトンネルに残った水は航空機にも使われているガスタービンエンジンで稼働させる巨大ポンプで排水させるということ。今回の見学会ではそのポンプはみることができませんが、年に一度の特別見学会では見ることができます。

 

稼働実績は100回以上、平成27年9月の台風が一番やばかった

説明では工事期間は13年以上かかり、完成は平成18年6月。しかしある程度完成してからは部分的に使用していたらしく、平成14年頃にはもう稼働していたことを教えてもらいました。

施設が動き始めてから約15年、2017年はすでに台風などで3回も稼働しています。

今まで一番やばかったときは平成27年9月の台風の時です。あちこちで冠水していたときですね。青の時もここが稼働し、付近の浸水を防いていました。

稼働回数は少ないほうが平和でよいことですが、ここが稼働して以来、大きな浸水被害は出ていないので施設の面目躍如といったところです。

なにせ総工費が2300億円の巨大公共事業ですからね。とんでもない税金が使われていますが、住宅密集地域が冠水でもすれば経済的損失も巨大になる上、その危機が何回も来ているということを考えれば、妥当な支出なのかもしれませんね。まぁ経済学者ではないのでその辺の計算はわかりかねますが。ていうか2300億円ってイメージできんわ。

 

地下神殿の貯水槽へ歩いてGO

ひととおり説明が終了したら地下神殿の貯水槽へ歩いて行くことになります。ここで体力の無い方などはお留守番になります。ただそれは自己申告であり、判断は自分で行います。今回は老齢の方が1名お留守番をしました。

施設を出てから施設に併設しているサッカー場の奥へ歩いていきます。距離的には300mくらいでしょうか。写真は曇りですが、うっすらと後ろから晴れてきたのでいい気分で歩いていけました。

実はこのサッカー場、その地下神殿の貯水槽の真上にあるんです。

サッカーしている人たちはそれ知っているんですかね。

サッカー場の裏にブロック状の建物があり、そこが入り口です。

階段を100段降りる

階段は写真や動画を撮ることが禁止されていました。

おそらく足元が濡れていたり、ふらついたりして、落ちたり転んだりすることの予防ですかね。

感覚としては100段の階段は全然たいしたことありませんでした。

シルバー世代の方も意気揚々と歩いていっていましたので、よほど足腰に問題がなければ特に意識する必要もないでしょう。

ちなみに温度は18~19度くらいなので夏場だとちょっと寒さを感じるかもしれません。上に一枚余計にもっていってもいいですね。

 

地下神殿到着

これが降りてきた階段です。

※降りた後は写真取っていいみたいでした。

 

あの写真にあった地下神殿が目の前に!

ついに地下神殿にたどり着きました!

といっても見学範囲はかなり狭く、貯水槽の一部しか歩いてはいけないと言われました。見学時間は10分ほどであり結構短く、移動可能範囲が狭いのがちょっと不満ですね、特別見学会ではもっと広範囲を見ることができるのでそっちに期待です。

中は意外と水が残っていて湿度があり、地上波空気が乾燥しているわりには下が濡れていました。いやー、中に行ってみないとわからないですが、異世界感が半端ないですね。非日常という感じです。

 

貯水槽から立坑を眺める写真です。

直径30m、深さ70m、の立坑は実際に見ると巨大です。

また空気の流れる音か、轟音のような音がずっとなっていました。

 

左側に見える階段はなんと一番下のトンネルまで続いています。およそ300段あり、メンテナンスのときに係の人が実際に降りていって見に行くということです。

 

巨大な柱は1本500トンあるみたいで、とんでもない建造物です。下から見上げるとビルを眺めてるような大きさです。

貯水槽は水を貯めるところのわけですから、水がいっぱいになってしまうと上の建物が浮力で浮いて流されてしまうリスクがあります。

そのリスクを避けるために巨大な柱と天井を重しにして押さえつけているわけです。柱は59本、天井の重さはもうわかりません。

下にあるポンプ停止水位という看板、ここの水位まで来ないと江戸川への放水は行われないということです。台風などが来るとかんたんにこの水位まで水が溜まってくるという説明を受けました。

全然イメージできないですね。こんな巨大な空間が水で満たされるって・・・。

 

掃除するためにクレーンで重機を地下へ降ろす?

川の水が溜まるわけですから、当然純粋な水だけではなく大量の土砂も一緒に流れてきます。水が引いた後はこの貯水槽も土砂だらけになってしまいます。

そんな土砂ですが、なんと重機を地上から地下へおろして掃除をするのです。しかもその土砂も地上へわざわざクレーンを使って排出するという手間。

なお、重機を使わない程度のゴミは人力で片付けるということ。施設の人は大変です。

その重機は天井付近にある窓からクレーンでおろします。それも見てみたいですね。

 

淡いグリーンの非常灯の光がかなり輝いています。ちょっと幻想的ですね。

 

あっという間に終わる見学時間

見学時間はおよそ10分で見られる空間も狭いので十分だと思えますが、非日常空間にいるためか非常に時間がすぎるのが早く感じられました。あっという間です。

帰りはもちろん100段の階段を登ることになります。足元が濡れているのでちょっと危険かもしれません。だから撮影禁止なのでしょう。

さすがに100段もあるせいか登るペースはやや遅かったですが、誰一人止まることなくあっという間に登られました。

外はもう晴れていました。

わずか15分くらいしか地下にいないはずなのに、別世界のようです。

そしてこのサッカー場の地下にあんな空間があるとは、わかっていてもなんだかイメージしずらいですね。

サッカー場の途中に施設の説明板がありました。

 

見学会終了、ざっと全部で1時間

これでもう一度部屋にもどって見学会は終了です。

時間にしてすべて合わせても1時間でした。

ちなみに石ちゃんも来ていたみたいです。彼も地下まで降りたのかな?

取材や撮影に来た方々の一覧です。

日本のTV以外にも海外の有名なBBCやCNN、アルジャジーラなどが来ているのがすごいですね。なんでもこの規模の地下貯水槽は世界最大級ということ。

ウルトラマンは、ウルトラマンガイア、ウルトラマンティガ、ウルトラマンコスモス、ウルトラマンネクスト。

仮面ライダーは、仮面ライダー555、仮面ライダー響鬼、仮面ライダーディケイド、仮面ライダーフォーゼ、仮面ライダー鎧武、仮面ライダーゴーストとほぼ常連です。

 

行ってみた感想

いや~1ヶ月も前から予約して面倒ではありましたが、行ってみて非常に良かったと感じました。実際に行くと非日常感があり、別世界のようでした。時間は短いのですが、濃密な時間となること間違いなしです。

国の施設ということでもっと固いイメージもありましたが、なかなか施設もわかりやすく作られていて説明も丁寧ですし、科学館に行ったような感覚ですね。小学生の男の子とか連れていけば興奮しっぱなしテンションあがりっぱなしで押さえつけるのに苦労しそうです。

もう人が百の言葉をかけて伝えるよりも、百聞は一見に如かずということで実際に現地を見るのが一番ですね。言葉はいらないです。

 

特別見学会は休日開催なのでチャンス!

見学会の予約がなかなか取りにくいことや、平日にしか開催されないので会社員や学校がある人は参加は難しいですが、そういった方は年に一度開催される【特別見学会】に参加されるといいでしょう。

開催は土曜日であり、事前予約制ではあるものの同日開催のお祭りといっしょで1万名までの募集を行っているので応募すれば外れる可能性は低いです。

係員の人に聞いたところ、枠は余っているので申し込みすればだいたい当たるということです。ぶっちゃけすぎですよ。

ただ面倒なのがインターネット予約ができず、申し込みハガキを書いて送らないといけないということです。しかも必着ですよ。

参加無料なうえに、普通の見学会では開放していない区域まで見られるということで興味があれば申し込んでおくだけでもいいです。

 

◆調圧水槽(地下神殿)の見学は、事前申込が必要となります。
※施設(龍Q館展示室、ポンプ室等)及び同時開催の「彩龍の川まつり」等は事前申込不要で見学できます。

2,000組(10,000名)を募集します。

参加条件
参加者全員が小学校1年生以上で、階段100段を自力で歩行できる方(中学生以下は保護者同伴)

事前申込方法
郵便ハガキに下記の事項を記載の上、申し込みください
※1人1通のみ有効 記入もれ・記入誤りは無効
※2017年6月1日から郵便ハガキの料金が62円になっていますのでご注意下さい!

(1)代表者氏名(漢字とフリガナ)
(2)郵便番号
(3)住所
(4)参加者数(最大5名まで)

申込期限
10月6日(金) ※申込ハガキ必着

当選ハガキの発送
申込多数の場合は抽選
当選者のみ10月18日(水)までに当選ハガキを発送します

見学について
当選ハガキ1枚につき最大5名まで入場いただけます
当選ハガキで指定した時間のみ入場いただけます(退場自由)
10時~11時・11時~12時・12時~13時・13時~14時・14時~15時のいずれか(時間の指定はできません)

 

龍Q館の情報

施設名:龍Q館

住所:〒344-0111 埼玉県春日部市上金崎720

 

 

 

 

 

 

 

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