【ラグビーW杯現地観戦】日本×アイルランド,後にシズオカの衝撃と呼ばれる大金星を目撃

後に【シズオカの衝撃】と呼ばれた大金星の試合、2019年9月28日に行われたラグビーワールドカップのプールA組「日本対アイルランド」の試合をちょうど現地観戦していました。

なぜ大金星と言われるのか

この試合が【シズオカの衝撃】と命名されるほど大きな騒ぎになったのは、「勝てるわけがない」と思われた相手に日本が勝ってしまったことが由来です。

ラグビーでは番狂わせが起こりにくい

サッカーなどではよく格下が相当な格上を倒す「ジャイアントキリング」が起こりえます。サッカーW杯1966年イングランド大会で北朝鮮がイタリアを撃破したケースとかが顕著な例です。

しかしラグビーは屈強な肉弾戦をくぐり抜けてトライを取っていかなければ点が入らない性質上、チームの実力・フィジカルの強さ、経験値がもろに勝敗に現れます。そのため格下が格上を倒すことがほとんどありえないと呼ばれるくらい番狂わせが少ないスポーツです。

さらにラグビーはティア1と呼ばれる伝統国の強さが他のスポーツよりも際立っており、イギリス4国、南アフリカ、豪州、NZの強豪国は新興国には負けることなどありえないと呼ばれるくらいです。事実最強のNZは、同レベルの強豪国以外に負けたことがありません!

そんな「ありえない」がいくつも出ている条件下で、日本が勝ってしまったわけです。

日本も盛り上がりましたが、明らかにラグビー伝統国の海外国のほうがその実力差、ランキング差、可能性の低さを知っているからこそ衝撃も大きかったはずです。

日本×アイルランドを見に行った経緯

この「日本×アイルランド」も前々から見たくて仕方がなかったわけではありませんでした。

そもそも他の多くの方同様、私も実力差からいってアイルランドに勝つのは難しく、『良くて接戦になってくれればいい』『精神的ダメージをあまり受けない負け方をしてくれればいい』と思っていました。大一番は最終戦のスコットランド戦と見越していたのも理由です。

そんな考えで積極的にチケットを狙いに行かなかった結果、試合1週間前でもチケットはなし。

ただラグビーワールドカップが開催される9月に入ってからは公式チケットサイトを定期的に覗く習慣をつけていたのが功を奏して、1週間前にダメ元クリックしたカテゴリーAのチケットが買い物かごに入り、なんかのエラーかなと数分迷ったが購入決定。

無事、チケットが手に入り見に行くことになったのです。

つまりはラッキーですね。

スタジアムに入るまで

そんな直前で取れたチケットのため、移動手段もホテルもほぼ準備なしで出発。

地獄の新幹線

静岡まで車で行こうかとも迷いましたが、自家用車禁止という情報を得て新幹線での移動を決定。

当日の昼間という一番込む時間に新幹線に乗るという頭の悪い選択肢を取ってしまいました。

当時の東京駅はこの混雑

正直乗れたはいいものの、デッキにすし詰め状態で身動きが取れないほどに押し込められていました。お盆の帰省ラッシュよりも酷い状況でしたね。

さらに途中停車駅の小田原や熱海、三島などで人が降りたりするもんだから更に大変。キャリーケースなんて持ち込んでた人は邪魔で仕方なかったですね。

そんなんで疲労困憊になりながら最寄り新幹線駅の「掛川駅」に到着。

あまりに人の多さに入場制限ならぬ退場制限がかけられてました

こんな状況で新幹線を発車させるわけですから運転士もヒヤヒヤもんでしたでしょうね、かなりキレ気味で『列車から離れてくださーい!!!』と怒鳴ってました。

いやこの混雑では無理でしょw

すでにアイルランドサポーターは酔っ払ってるしw

掛川駅からシャトルバス

掛川駅についたものの、試合会場のエコパスタジアムの最寄り駅はさらにもう一つ電車にのった『愛野駅』

ただ、ここ掛川駅では混雑緩和のため会場までのシャトルバスが用意されており、愛野駅まで電車で乗るか選択できる状態になっていました。

正直、もう満員電車にはノリたくなかったのでここはシャトルバスを選択。

掛川駅北口をぐるっと1周半周回をしてバスまで行きました。

途中はボランティアの人が誘導して人の流れもできていたので全く迷うことはなし。

無事、バスに乗車。会場までは約20分ほどかかりましたが、全員座れる人数しかバスに乗せないので座って移動できるのはすごく楽でしたね。

到着したのはエコパスタジアムの東にある巨大駐車場。おそらくこの周辺のバス会社総動員といったレベルでバスがひっきりなしに行き来しているのは壮観ですね。

しかしここから会場までは結構遠く、歩いて20分ほどかかりました。

かなり早めに出てきて、順調に行けば試合開始3時間前に着ける予定でいましたが、掛川駅で少々悩んだ時間や、バスの待ち時間、シャトルバスからの徒歩などで、1時間以上ロスしてました。

ようやく会場が見えるとそこはすでに赤い人がわんさかと。

振り返ると人の列がまだまだ続いています。

 

おもてなしエリア

試合会場のエコパスタジアムには「おもてなしエリア」が用意されており、当日対戦相手のアイルランドに配慮したケルトミュージックの演奏会やラグビー体験会、各国のラグビージャージの紹介などが行われていました。

紹介されているのは日本をはじめ8ヶ国、なぜかオールブラックスの紹介はなく、ロシアやジョージアといった失礼ながら強豪国ではない国が多かったですね。なぜこのセレクションなのか不明・・・

ケルトミュージックの演奏会は結構長い時間行われていましたね。アイルランドサポーターは酔っていることもあってか、かなり上機嫌で聞いていました。おもてなし・・・成功ですかね?

謎なのがこのミニ四駆・・・

ラグビーとミニ四駆って何か関係ありましたっけ?

日本らしい出し物ってことで「神輿」の実演もありましたね。

やはり日本文化というものは外国人にとっては目新しいものに写るのか、かなりの人が公演後も集まってスマホ撮影しまくっていました。

どの会場にも展示されているのが、この5GやVR技術を使ったラグビー体験会とリポビタンD試飲会。

リポビタンD試飲会はちょいと飲んですぐ離脱できるので行列の進みも早くて楽でしたね。

 

試合会場に入場

さてここから会場入場です。

荷物検査とチケット確認

各会場にはいくつかのゲートが用意されて、ここで荷物検査とチケット確認をして入場します。

ぶっちゃけ荷物検査はけっこうざるで、リュックの底のほうとかポケットとかはあまり確認してなかったので早めに終了しましたね。数万人も検査しないといけないのだから仕方ないとはいえ。

ゲート内にもアトラクション的なものが結構ありましたね。

他の会場行ってからわかったのですが、味の素スタジアムとか日産スタジアムは狭くて人数も多く、ゲート内にこのような施設があるのは地方会場ならではです。

クソ高い飲食物

批判を浴びていたのはこの飲食販売ですね。

場所が少ないのでむちゃくちゃ行列する上に、種類が少なく、値段もバカ高い。

最初に行ったときこそ並んで買いましたが、以後他会場では食べ物は持ち込んで飲み物も水筒を持ち込んで現地で買い物はしなくなりました。

観戦席はバックスタンドのほぼ中央

私の観戦席はバックスタンド側のほぼ真正面。

試合のわずか前に取れた席としては相当いい席です。

目の前では日本代表とアイルランド代表のウォーミングアップが披露中。

続々と人が増えていくと否が応でもテンションがあがるものです。

 

試合前の雰囲気動画。

試合の現地観戦(動画多め)

ここから実際の試合内容です。

現地で撮影したスマホ動画を多めに埋め込んであります。

キックオフ前は異様に盛り上がる

実際、ラグビーの試合も国際試合も初めて観戦しましたがキックオフまで非常に盛り上がる演出がたくさん用意されており、非常に満足できましたね。

TV観戦では見ることができない日本代表、アイルランド代表の1人1人の選手紹介、ヘッドコーチ紹介。

そして太鼓の演出とともに選手たちがロッカールームからピッチに歩いていく演出は、まるで映画のワンシーンのような感じで盛り上がりも最高潮になっていました。

キックオフにはカウントダウン演出もありましたね。

観戦席が真横のため、ぶつかり合いやボールの取り合いはかなり近くで確認できました。

実際、ボールを取る音とか、タックルの音などは声援で聞こえませんが、TVとは臨場感が違います(当然

試合開始序盤はピッチ中央でのボールの奪い合いだったので、ラインアウトからのスクラムなどは真正面から見れましたね。

その後、アイルランドが2連続でトライ。

コンバーションキックなどはちょうどいい角度で見えましたね。TVカメラがピアノ線で釣ってあり、気持ち悪いほどスムーズに空中を移動しているところなど現地に来ないと確認できませんね。

その瞬間、スマホを構えるものの撮影ボタンを押してなかったという大失態で撮影に失敗するという痛恨。

前半はトライ2つを取られて圧倒される場面もあるものの、何度もとったペナルティでのPGを3つ決めて12-9でハーフタイムへ。

ハーフタイムでは何もできない

ラグビーのハーフタイムが10分ということもこのときは知りませんでしたね。

実際、かなり短いのでハーフタイム中にトイレに行ったり、食べ物を買いに行ったりするのはほぼ不可能でしょう。どちらも普通に10分以上待つくらい行列しています。

後半に大逆転、ノーサイドの瞬間

後半に入ると完全に日本ペース。

日本のタックルをアイルランドも必死に防ぐものの、じりじりと陣地を下げていく展開。

アイルランドは攻めても攻めても日本のディフェンスを崩せず、後半にはついに日本がトライを決めて逆転するという胸熱展開。

もはや現地はお祭り騒ぎで、周りの観客も自分も総立ち。撮影しようにもみんなにハイタッチを求められて、カメラを構える暇などなし。

トライを決めた頃から試合終了までずっと立ちっぱなしでした。

後半は日本が1トライ、1コンバーションゴール、1ペナルティゴールと日本の時間のみ。アイルランドは無得点で抑えられて後半終了の鐘が鳴らされました。

実際、「後半終了の鐘が鳴ってからプレーが途切れたときがノーサイド」というルールは知っていましたが、このときのアイルランドはあまりにもあっさりとボールを外に出してプレーを切ったので自分も含めて周りの人も数秒間終わったことを認識できずにいました。

実際はボーナスポイントを優先してプレーを切った戦略的判断だったのですが、現地の興奮状態ではそこまで頭が回りません。

なにより、世界ランク1位にもなった強豪国が開催国とはいえ格下の日本に対して、そんなにあっさりと負けを認める展開が理解できなかったんですよね・・・

その後、勝利宣言がなされた後の盛り上がりは正直、耳が割れんばかりの大歓声でした。周りの人とハイタッチしまくったので動画撮影やってる暇なんてありませんでしたね。知らない人とのハイタッチなんて初めてやりましたよ。

ノーサイドの後の花道、感謝のお辞儀

ノーサイドになった後、ピッチに倒れ込むアイルランド選手と大盛りあがりの日本代表。

ひととおりインタビューが終わった後、日本代表はピッチを順番に回ってお礼のお辞儀をしてまわりました。コレが見れるのも現地観戦ならではですね。その後、自撮りとかしたりして選手も子供のように喜びを爆発させてました。

試合という祭りの後

花火が見えねーよ!

試合後、花火が上がるという粋な演出が行われました。

しかし花火が上がるのはバックスタンド裏から・・・つまり自分の席の真上、なので花火が爆発する轟音こそ轟くものの、肝心の花火は全く見えないという有様。これはひどい・・・w

花火が終わった後は、ピッチにまで煙が落ちてくるほど。あちこちに火花が散ってくる、これぞ現地観戦。

選手もロッカールームに下がった今、観客も帰路に着き始める中で流れる試合のハイライト。残った観客は足を止めて、PGやトライのシーンには歓声があがっていましたね。

たいぶ遅くまで会場に残っていました。余韻がまだ残ってる・・・

来たということは帰りも歩く

さて、来たということは帰ることになります。

あの20分の帰路をまた歩くことになるのですね。

ここでもボランティアの方がハイタッチで見送ってくれました。

こんな歴史的瞬間に立ち会えたボランティアの方々にも感謝。とはいえ、スタジアムの外にいると試合見れないわけで、それはやっぱり覚悟していたのかな。

帰りの道は暗いものの、街灯はしっかり点いていますし、一定距離ごとにボランティアの人がいるので迷うことはありませんでしたね。

ただシャトルバスへの方向と駅への方向を間違える人が続出、シャトルバス発着場まで着いておきながら駅に行かなければならない人たちが結構引き返していました。

アイルランドサポーターならともかく、引き換えしていた人の大半は日本人でしたね。浮かれすぎてまともな判断すらできないくらいテンションあがりきっちゃってたんでしょうかw

帰りは地獄のバス行列でした。発着場に着いてから実に2時間くらい待つことになり、これが一番つらかった。。。

ぶっちゃけシャトルバス最終発着は20:30に指定されてましたが、全然間に合わず多くの人が21時過ぎてもバスを待ちました。

掛川駅に到着すれば、さすがに少しは人が減りましたね・・・

そして当然ある、最後の難関。新幹線。

行きほどではないものの、帰りも超満員でした・・・そりゃそうだ・・・

この日の宿泊場所は静岡駅。

さすがにここまでくるとだいぶサポーターも減りましたが、ところどころにサポーターはまだまだいましたね。日本代表ジャージの紅白はどこに居ても目立ちます。

 

 

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