【ラグビーW杯現地観戦】ニュージーランド×ナミビア、「ハカ」は天気をも変える

連日のラグビーW杯観戦日程も大詰め、6日は最強軍団オールブラックスことニュージーランド代表の試合を観戦しに行きました。場所が前日のイングランド対アルゼンチン戦と同じ味の素スタジアムであることも行きやすい理由の1つでしたね。

今日は初オールブラックス戦

ラグビーを観戦するなら一度は最強軍団オールブラックスを見たいと思うのが必然。

そんなわけで今まで場所が遠かったり、チケットが取れなかったり、他の試合とかぶったりして見れなかったオールブラックスことニュージーランド代表の試合を観戦しに行きました。

対戦相手はラグビーW杯全試合全敗記録更新中のナミビア代表。今回の大会の中でも一番のランキング差があろう勝敗のわかりきった試合を見る理由はもちろんオールブラックスです。

しかしホテルを出るとまさかの雨・・・

うーん、雨の中で試合を見るのはちょっと嫌だなあ

会場は前日と同じ味の素スタジアムなので、新宿駅から京王線に乗り換えです。

多くの都心に泊まっているであろう外国人サポーター、オールブラックスサポーターはほとんどがこの新宿駅で乗り換えすることが分かっているので、京王線乗り場では日本語と英語のプラカードを持った駅員さんがたくさん動員されています。さらに人の流れができているので外国人も迷うことはないでしょう。

調布駅のファンゾーンに立ち寄ってみる

さて、思ったよりも早く(試合開始3時間前)に着きそうだったので昨日行かなかった調布駅のファンゾーンをちょっと覗いてこようと調布駅で降りました。

雨は多少弱まっていましたが、微妙な空模様・・・

熊谷でもエコパでも見たラグビー体験会。ラグビーはマイナー競技ですし、競技人口を増やすためにもここは絶好の機会ですからね、教える方も気合が入ってそうでした。

とはいえ、ファンゾーンの多くがまだオープンしていません。

さらに昼頃に開場するパブリックビューイング広場には今から並ばないと入れないという状況・・・これから試合観戦するのにパブリックビューイングに用はありません。

意外と早く来すぎてファンゾーンでもやることがあまりなかったので、調布駅から発着しているシャトルバスを利用して直接味の素スタジアムへ向かいました。

味の素スタジアムは調布駅だけでなく、武蔵境や多摩のほうなどあちこちの最寄り駅からシャトルバスが出ていて、予約なしで乗ることができるのでアクセスは非常に楽でしたね。

 

試合開場を一周してみる

やはり早めに開場についたので時間つぶしもかねて会場内をぐるっと一周。昨日は到着したときにはすでに試合が始まっていて、周りを見ている暇がなかったのでね。

座席は一階席だったので天井がある場所で雨の心配なし。

試合会場の真横から見たピッチ。この真横というのは座席の中でもピッチを直角に見ることになるため、チケット価格は一番安いカテゴリーDに分類されてました。確か1席10,000円。

真横で見るカテゴリーAは1席40,000円と4倍ですね。

しかし一覧表でみると日本戦、オールブラックス戦は高く、他の試合は安く設定されている事実。試合の人気度がチケット価格に如実に現れていますね。

雨は止んだものの、どんよりと暗い天気のまま。

マスコミ関係者席は二階のメインスタンド側。

その下はおそらくプレミアムシートやホスピタリティーパッケージが設定されたいわゆるVIP席ですね。南アフリカ×イタリア戦で偶然とはいえVIP席に座れたんで配置がよくわかります。

練習はオールブラックではない

ニュージーランド代表の愛称「オールブラックス」は文字通りユニフォームが真っ黒であること(由来は別という話もありますが)

しかし練習中は黒いユニフォームはつけてないんですよね。練習と試合では気持ちを切り替えるためにあえて黒い衣服は着用しないのかもしれませんね。今回はオレンジっぽいジャージでした。

試合前のウォーミングアップや戦術確認などをしている雰囲気です。

人も集まってきて盛り上がってきました。

見てみると日本人がオールブラックスの真っ黒なジャージを来ている事が多く、日本においてもオールブラックスが高い人気を誇っていることが現地にくるとよりハッキリわかります。

ついに目撃する『ハカ』は雨雲をも散らす

ニュージーランド代表オールブラックスの魅力はその強さだけではありません。試合前に行う伝統の儀式『ハカ』も大きな魅力の1つです。

『ハカ』の時だけ天気が晴れに

両国の選手紹介、国歌斉唱が行われます。ここまでは他の試合と一緒。

そこからキックオフの前にワンクッション入ります。ここがオールブラックスのために用意された『ハカ』を演舞する時間です。

しかしそこで急に周りが明るくなってきて・・・

なんと一時的とはいえ晴れた!?

青空が見えるぞ!?

実際、披露されたハカの動画ver:
披露されたのは南アフリカ相手のときの「カパオパンゴ」ではなく、オーソドックスな披露されたのは、カ・マテ (Ka Mate)

カ・マテ「カ・マテ」はニュージーランドで最も広く国際的に知られているハカである。なぜなら、この歌はニュージーランドの国際ラグビーユニオンチームであるオールブラックスとニュージーランドの国際ラグビーリーグチームであるキーウィズが、テスト(国際)マッチの直前に振付および同期されたバージョンを伝統的に行ってきたからである。2005年以来、オールブラックスは時折、「カパ・オ・パンゴ」という別のハカを行ってきた。

いやホント、ただの偶然ですけど、まるで天が覗き見したんじゃないかってくらい絶妙のタイミングですから出来過ぎですよ・・・

そしてキックオフのあと、またどんよりと雲ってくる。

いやなんなんだよ、この天気・・・

 

ナミビア先制し、わずかに食らいつくが

試合展開は意外・・・と言っては失礼かもしれませんがナミビア代表がPGを決めて『3点』を取り先制しました。ナミビアは前回2015年イングランド大会でもニュージーランドと対戦していますが『58-14』で大敗しています。

ナミビア先制PGのシーン:

その後オールブラックスが1トライを決めて直様逆転に成功するものの、ナミビアは所々でとったペナルティでしっかりとPGを決めて10-9と食らいつきます。まるで先週の『日本×アイルランド』戦の前半と同じような展開です・・・さらにニュージーランドがシンビンで10分間退場するという数的有利まで得られる状況、これはナミビアにとって絶好のチャンス!

しかし数的有利になったのがキッカケなのか、オールブラックスが怒涛の攻めを行い、ナミビアは蹂躙。前半だけで4トライを取られて勝敗はほぼ決定。

ハーフタイムに隣接会場へ

味の素スタジアムは通路が狭いのでトイレやフード、ドリンク販売書はメチャクチャ行列します。しかしスタジアム外にも施設が用意されていました。

ちょっと階段を降りると仮説トイレがたくさん設置。

さらに隣接しているアミノバイタルフィールドが特設フロアに設定されており、そこでちょっとしたアトラクションやお店、ライブ会場などが設置されていました。

ぶっちゃけ多くの人がここの存在を知らなかったんでしょうね。駅前から歩いて入るゲートとは反対側に位置しているので、ここまでこない人のほうが圧倒的多数。

人が少ない・・・

まぁ人が少ないのでスタジアム付近で長蛇の列に並ぶより、こっちでフードやドリンク買って会場に戻ったほうが遥かに早くハーフタイム中に事を済ませられるという。

 

後半はオールブラックスの一方的展開

後半もオールブラックスペース。

ナミビアは前半で力を使い果たしたのか、気力が無くなったのか蹂躙されるように何度もトライをとられました。

後半もどんよりした雲のままで、本当に『ハカ』の時だけ晴れてましたね。

ナミビアも意地を見せてニュージーランドのゴールライン寸前まで攻め込みます。しかしあとわずか1メートルというところが鉄壁に見えるオールブラックスのディフェンス。

ニワカながら、屈強なディフェンスがいるとFWがどんどん疲弊し、BKにパスするとつぶされて陣地を下げていくという典型的なパターンを見ることができましたね。強い・・・

会場入場者数は48,354人とほぼ満員の人入り。味の素スタジアムの収容人衆は49,970人なので96%。日本代表の試合ではないのにここまでの入場者数は素直にすごいのでは。

ちなみに開幕の『日本×ロシア』の観戦者数は45,745人。日本戦よりも人入りが多かったんですよね。この時期にはもうラグビー熱が相当に盛り上がっていた証拠です。

ノーサイドの後はお辞儀やファンサービス

ノーサイドの後はオールブラックスがナミビア代表に退場の花道を作ってあげる光景。『日本×アイルランド』でもアイルランド選手が花道を作っていたように、お辞儀と同じく花道を作るのが習慣になりましたね。

恒例の両チーム揃ってのお辞儀まわり。この習慣を作ったのはこのオールブラックスでしたね。なんだかナミビアの選手は負けた悔しさよりもオールブラックスと対戦できた喜びのほうが大きそうでした。

ファンサービスのために1人の選手が観客席に近づき、サインや自撮りのサービスをしていましたね。最前列ならそれも可能なのか、試合終了すると最前列に全速力で駆け込んでいた人たちが少しいましたね。特別感はあれど、さすがに大の大人がそれをやるのは見ていて恥ずかしい・・・

 

試合終了後、再び調布ファンゾーンへ

試合が終わった後、大部分の人は最寄り駅である飛田給駅に向かい大渋滞が起こりますが、こちらはシャトルバスで調布駅に戻ることにしました。

飛田給駅へは昨日も歩いたし、普段とは違うルートで行ってみたかったのでこちらのルートを選びます。

行列こそするものの、待ち時間はせいぜい10分程度。バスには楽に座れるので、満員電車とは無縁で調布駅まで帰れます。移動手段が複数用意されているのはよい対応ですね。

フランス×トンガをファンゾーンで観戦

さて調布駅のファンゾーンに立ち寄ったのはこの後夕方から熊本で開催される『フランス×トンガ』を観戦する目的もありました。

実力差がある両国ですがトンガはしばしば上位国を倒す番狂わせを起こしており、ちょうど8年前の2011年ニュージーランド大会では、フランスはトンガに14─19で敗れて番狂わせを許しています。

ちなみにこの2011年の番狂わせはワールドラグビーが決める番狂わせランキングで2位に位置づけられています(1位はもちろん2015年の日本が南アフリカに大金星を挙げた試合)

タイムテーブルを見るとほとんど全ての試合がパブリックビューイングで観戦できるんですよね。

ちなみにファンゾーンのいい席は昼頃の開場の前から行列で待っていてようやく確保できる状態。今からでは後ろの方になってしまう・・・というか入れない・・・

観戦会場は外の他に、調布グリーンホールでも見られるということ。

そんなに混んでなかったのでグリーンホールで見ることにしました。

会場内は普通のホールで、観客もあまりいませんでしたので丁度よかった。味の素スタジアムのアミノバイタルフィールドみたいにその存在を知らない人が多そう。

試合はフランスが序盤から圧倒しますが、トンガは中盤以降フィジカルを全面に押し出したパワーラグビーに戦術を変更。その結果、トンガは3トライを奪いますが、フランスもトライを返して試合は拮抗。

最終的にはキックでPGを正確に決めたフランスが『23-21』で勝利して8年前の再現にはなりませんでした。トンガが最初からパワーラグビーで攻めていたら結果は変わっていたんではないかというくらいの接戦であり、正直見ごたえがありましたね。

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