スコットランド協会は、結局「謝罪」をしなかった

残念なニュースですね。スコットランド協会は謝罪をせず『寄付』の形で幕引き。

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で台風による10月13日の日本―スコットランド戦の開催を巡り、スコットランド協会最高経営責任者のマーク・ドッドソン氏が中止の場合、法的措置も辞さないなどの強硬な発言が問題だったとして、国際統括団体ワールドラグビー(WR)は同協会に対し、7万ポンド(約980万円)の罰金を科し、謝罪を求めていた問題が着地を迎えた。スコットランド協会は謝罪を拒否。「罰金」を「寄付」として収めることになった。英公共放送BBCが報じている。

スコットランド戦が是が非でも試合をしたかった理由

10月13日の大一番『日本×スコットランド』は試合前に大きな騒動がありました。知っての通り超大型で激甚災害指定もされた台風19号が上陸する可能性が高く、試合中止の可能性が高い状況だったのです。

12日の『アイルランド×サモア』は台風の影響がほとんどない博多だったため開催。予想通りアイルランドが大勝して勝ち点15を積み重ねて16でフィニッシュ。残る『日本×スコットランド』戦の前は以下の状況。

国名 勝ち点
アイルランド(5試合) 16
日本(4試合) 14
スコットランド(4試合) 10

この状況でスコットランドが2位以内に入るには『日本にボーナスポイントを与えずに勝利する』ことが絶対条件、細かい条件もいろいろあるものの、ようは日本に大勝しなければならないのです。

この状況でもし試合が中止になった場合、『中止の場合は両チームは0-0の引き分け扱いで勝ち点2を分け合う』ことが規定で決まっており、スコットランド協会もこの規定に同意済み。すなわち中止はスコットランドの不戦敗となり、プール戦敗退を意味することになるので、なんとしても試合をしたい状況でした。

そこでスコットランド協会は「もし中止になった場合、法的措置を行う」と主催者のWRをほぼ脅迫。

しかしスコットランドの言い分である再試合、別会場開催というのは規定には含まれていませんし、数日前に12日の『イングランド×フランス』『ニュージーランド×イタリア』が既に中止決定していたので、規定を捻じ曲げて試合すれば試合をせずして敗退決定したイタリアとの不公平感も連鎖して問題を引き起こすもの。当然WRは拒否し、両者は衝突。

結果的に台風が予想よりも早く通り過ぎてくれたこと、鶴見川の遊水地のおかげでスタジアムの被害が軽微だったこと、そして泊まり込みや徹夜で対応してくれたスタッフのおかげで無事試合は開催。私も現地観戦してきました。

試合は雨の問題など全くなし。なんの影響もなく開催され、正々堂々とぶつかって『28-21』で日本が勝利。日本がベスト8決定してスコットランドは史上二度目のプール戦敗退。

正直、ここで誤っていればある程度落ち着いたはずでした。

なぜ謝罪をしないのか?

しかしスコットランド協会は頑なに謝罪を拒否、WRから罰金処分を課せられてもなおも謝罪を拒絶し、最終的には罰金ではなく被災地への『寄付』という落としどころで終わります。

激甚災害であった現地で台風を体験し、なおかつ日本がホストとして十二分に試合開催に尽力した所を見て、さらに実際に試合開催が可能になっているのだから、スコットランド協会のやったことはもう「余計なこと」「自己中な発言」でしかないわけです。それでも謝罪をしないのはスコットランド協会の言い分はもう「謝罪なんかしてたまるか」っていうプライドだけしか見えないんですよね。

イタリアなんか最初は文句言ってましたけど、台風を現地で体験したらコロッと意見を翻してボランティア活動を行ってますよ。台風にびびったなんてことはないと思いますが、そう思われてしまうのもイタリアw

スコットランドはイングランドと世界最古のテストマッチを行った伝統国の中でも最古のものであり、長らくティア1の強豪国として扱われてきた100年のラグビーの歴史があります。そんな国が今まで2勝しかしてない日本に負けるはずがない!という上から目線や、100年の歴史がある国がたかだか最近やっとスポーツ文化が根付き始めた新興国に頭を下げる必要など無い!という見下しがあるように写ってしまいますね。

正直このコメントに同意してしまいます。

準優勝したイングランドも銀メダル拒否騒動をして批判されているし、『紳士の国』『紳士のスポーツ』と呼ばれていたイギリスも、このままだと「プライドだけの国」に思われてしまいかねませんね。

 

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。